GVAも設立から5年を迎えて、6年目に突入しましたが、早くも第1Qが終わりそうです。
「世界中の挑戦者を支えるインフラになる」ために、事務所一同で日々日々、努力をしてますが、人数が増えると、役職が増えたり、ルールが増えたりと、どうしても組織に視点が移りがちです。そこで、改めて、理念を意識していくのが大事だと感じてます。
ベンチャー企業に法務サービスを提供するGVAを創業して5年間が経ちますが、やや時代の転換期ではないかと感じてます。
現在では、クライアントの中心であるベンチャー企業に対しては下記のような工夫をしてます。
■ビジネス理解力を向上するために早朝のビジネスモデル勉強会
■最新の法律の動向をシェアするための法律勉強会
■顧問先に対して提案するための顧問面談、顧問先シート
■クライアントに対して提案内容をシェアするための弁護士MTG
今後は、「クライアントと共に成長するGVA」に加えて、「ベンチャー業界を引っ張るGVA」になるために、今年は情報発信にも力を入れています。
スライドシェア公開やセミナー、執筆を行っており、顧問先限定の勉強会もはじめてます。
AI、VR/AR、IoT等の新しいテクノロジーが出てくることに加えて、IT技術が既存業界をリプレイスする時代が到来していることから、ベンチャー法務を取り巻く環境はますます複雑になってきています。最先端のビジネスや技術の理解に加えて、既存業界や特殊な業法の理解も必要になってきてます。
さらに、大企業のオープンイノベーションの影響からか資本業務提携が増大してきてます。今後は、単なる金融的な考えだけではなく、ビジネス的な業務提携を前提としたファイナンス手法が増えてくることが予想されるため、ますますビジネス理解力が大事になってくると考えてます。
これらのベンチャー業界の変化に対応するためにGVAは次の3つを大事にしていきます。
1、ベンチャー法務サービスの平準化
多種多様な業界、M&AやIPOというイグジットのサポート、ベンチャーファイナンス等5年間のノウハウの蓄積があることから、これらのサービスをGVA内でより使いやすいように整理を進めます。日々日々のデータ管理は行っていますが、より構造化して整理する局面にきているような気がしてます。
2、ベンチャービジネスの構造化
IT産業が既存産業をリプレイスしていく時代では、より多種多様な業界に対しての理解が必要になるため、ビジネス理解力、すなわちビジネスモデル、戦略・組織、財務、業界への理解がより深く・広く問われてきます。従来よりもより構造化して理解する必要を感じてます。
3、交渉の構造化
ベンチャー企業は自社よりも大きい規模の企業や力関係が上の投資家と交渉する場面が多いです。そこで、小が大と交渉するための方法論を構造化して提供することにより、サポート力を高めることを考えてます。資本業務提携やITにより既存産業がリプレイスされる時代では今までにない類型の業務提携が増える可能性が高いため、本格的に研究と構造化の必要を感じてます。
現在、弁護士15名で4月にもう1名入所し、それなりの規模になってきましたが、やはりGVAだけの知見では限界があるため、外部の弁護士や業界人も含めた勉強会の必要性も感じてます。激動の時代の中で、しっかりとベンチャー企業をサポートして、ベンチャー業界を引っ張っていくためには、より組織として時代の流れをつかみ、クライアントの声を聞いて、熱意をもってサービスを提供しないといけないと思います。
第1Qも残り少しですが気合いを入れて、ベンチャー企業のために新しい法務サービスの確立に向けて努力していきたいと思います!