GVAの3つのビジョンのうち最もハードルが高く「世界中の挑戦者を支えるインフラとなる」ためのキーとなるのが、「2050年・200ヶ国展開」です。
このビジョンは色々な場面で取り上げられることも多く、賛否両論も多いビジョンです。
このビジョンを掲げたのは、単にインパクトを与えて目立ちたいからでもなく、不可能だと思いつつ適当に掲げているのでもなく、また技術の力で展開したと言い切ってごまかす為のビジョンでもありません。世界のグローバル化がますます進んでいく中では全世界に展開している事務所の存在は必須だと考えたためです。
もし全世界に展開している法律事務所があれば、次のようなことが可能になります。
■世界同時IPOを目指せる
■世界同時展開の法令リサーチが可能になる
■世界展開してる企業の書類を統一化しつつ各国にカスタマイズできる
■何より世界のどこでも近くで企業をサポートできる
などなど
全世界展開をした後に真にその事務所をインフラとして生かすためにはGVA自体が国が離れても同じ理念のもとに行動し、しっかりとコミニュケーションがとれている組織にしないといけません。国が離れると個人プレーの応酬になる可能性がありタイムリーな対応、国ごとの最適化のためには必要なことでもあるのですが、必ず統一的な指針がありやってはいけない行動を必ず守る組織としていくことが大前提になります。
本気で実現しようとすればするほど、本当に実現できるのかと胃が痛くなるビジョンですが、全世界展開している事務所というインフラを後世に残したいという思いがあるので、現実に負けずに突き進んでいきたいと思います。
「ビジネス理解力でNO.1」には日々のコツコツとした意識改革と実践の中で「全体最適の法務サービス」に繋げることに意味があり、
「NO.1人材を組織で活かす」は特殊なスキルを伸ばしやすい環境の整備と特殊なスキルを持つ人の支えられているという仲間を理解する組織文化の醸成に意味がありますが、
「2050年・200ヶ国展開」だけは日々のコツコツに加えて、全く思いもよらない発想がなければ実現することは不可能かもしれません。
このビジョンを達成するには、最低200人の仲間が必要です。
途方もない時間をかけてたくさんの仲間を集めていかないといけません。その仲間がインフラとなりクライアントを支え仲間である弁護士も支えていかなければなりません。非常に時間もかかり根気もいる作業ですが、誰になんと言われようが必ずこのビジョンを達成して後世の挑戦者に役立つインフラとしていきたいと思います。