またブログが久々になってしまいました!
クライアント向けに出すニュースレターに「GVAの歴史」を毎月、
所内向けには「GVA所内報(仮)」は毎週書いているのですが、ブログは全然書いてなくてドメインが更新されていないことにすら気付いていませんでした。
もういつの間にやらGVAを創業して4年4カ月も経過しました。
28歳で創業したわけですが、いつの間にやら32歳で勢いや行動量以外の要素でも勝負していかないといけないと感じてます。
最近の社内報でも書いてましたが、会計士から昔教えてもらったことを少し整理して共有しようと思います。
①自分のビジネスモデルをしっかり把握する
②それに合わせた財務戦略を活用する(借入なのか、資本調達なのか)
③ビジネスモデル・財務戦略に基づいて営業する
④財務基盤を確立する
⑤サービス拡大後のさらなるビジネスモデルの精緻化もしくは転換、追加機能を考える
⑥ビジネスモデルに合わせて財務戦略を考え直す
⑦新たなビジネスモデル・財務戦略に合わせて営業する
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順番にGVAを当てはめてみようと思います。
①自分のビジネスモデルをしっかり把握する(2012年末ころまで)
こちらについてはベンチャー企業にヒアリングしたり無料顧問を行うことに加えて、実際にサービスを行う過程でベンチャー企業のニーズを探って、ニーズに合ったサービスを構築してきました。創業してから1年くらいで作った顧問サービスと今もほとんど変わってません。
②それに合わせた財務戦略を活用する(2012年秋ころまで)
法律事務所は個人事業主か弁護士法人という形態しかとれないので、財務戦略としては借り入れしか使えませんでした。
③ビジネスモデル・財務戦略に基づいて営業する(2013年春くらいまで)
営業についても鬼の行動量でベンチャー企業を相当数回ってました。当時はよく交流会にも行ってました。最初は個人の行動量にかかってましたが、徐々にサイトが生きてきて、サービスを継続するにつれて、多くのご紹介を頂くようになりました。
④財務基盤を確立する(2013年夏くらいまで)
一時期から顧問先企業もコンスタントに増えるようになり財務基盤が確立されるようになってきました。(確立前はコスト削減等、色々と大変でしたがCFOのアドバイスにより乗り切りました)個人的には事務所を拡大させたり新しいサービスを行ったりするのが好きなので我慢の時でした。もちろん、営業としての行動量も多かったです。
⑤サービス拡大後のさらなるビジネスモデルの精緻化もしくは転換、追加機能を考える(現在)
財務基盤の確立後は、組織作りに力を入れました。ビジネスモデルを精緻化・追加機能を考える前に、法律事務所としての均質化され、持続可能性のあるサービスを提供するための土台を作ることが大事だと考えたからです。そこで、2014年あたりはひたすら理念・ビジョン・組織文化の確立・浸透に力を入れてました。
その後、2015年頭から知識創造事務所を掲げ、ビジネスモデルの精緻化・追加機能を考えるために事務所内のノウハウの共有化に力を入れました(2015年いっぱい)。また共有化や深堀による精緻化に加えて、いわゆる社労士業務、登記業務、商標や特許のような弁理士業務のサービスラインナップも追加機能として用意しました。
そして、2016年頭に改めて理念・ビジョン・組織文化を人事制度に落とし込んだり明確にしました。組織文化と人事制度の明確化の破壊力は大きく、文殊の知恵を出すための組織的な動きが出てきました。2016年も新しい仲間が増えましたが、採用についても迷いはなくなり、採用方法・取るべき人材も明確になりミスマッチが大きく減りました。
財務の基盤が確立し、法律事務所としてのサービスの土台ができつつあり、理念・組織文化・人事制度の確立と共に、ビジネスモデルが精緻化され機能も追加されてきました。
現在はさらなるサービスの精緻化を目指して事務所内で下記の3つの研究を続けていきます。
■労務部門(社労士業務含む)
■知財部門(弁理士業務含む)
■コーポレート部門(登記含む)
また、今後はこれらに加えてさらなるサービスの精緻化・機能追加もしくはビジネスモデルの転換のために下記の2点にも力を入れていきます。
1、業種業態ごとの深堀した法務サービスの研究
FintechやHealthtechのような領域ごとのビジネスモデルをさらに理解し、それに合わさった規制法を研究していきます。また人工知能やブロックチェーンのような根幹技術についても事務所内での理解を深めて、ベンチャービジネスへの理解を深めて、それに合わせた全体最適の法務サービスを完成に近づていこうと考えています。
2、海外展開(特にシンガポール・タイ)
当初から海外展開については力を入れていたGVAですが、今年は海外の滞在時間をより増やして現地の文化・現地法への理解を深めて、海外のネットワークも広げて支援体制を強化していきます。
(1)法務サービスの土台→精緻化+機能の追加×(2)ビジネスモデル・技術の理解×(3)海外法務サービスの拡充
=GVAの法務サービス
という図式の数字をしっかりと高められるように今後も組織で頑張っていきます!