GVA法律事務所の大戦略と新組織

 

フェイスブックができたせいで、全然、ブログを書かなくなりましたが、本日、GVA法律事務所の組織のルールを大幅に変更するという発表を行ったため、久々にブログを書いてます。

 

もともと弁護士法人を見越して、個人事件を禁止していました。
チームとしての力を高めることにより、それを個人に還元して個人としての力を高めることを、目的としていました。

 

今でも、何も考えないと単なる個人の集合体になってしまう法律事務所を、一つのチームとして一体化させたいという思いは変わってないです。

 

しかし、弁護士法人は、社員が無限責任を負ってしまうため、企業法務の大型化にはあまり向いてないのではないかと考えました。そこで、一周回って、やはりパートナー制が良いのではないかと考え直しました。
(もちろん、色々な要素が絡み合っての今のタイミングですが・・・・)

 

弁護士法人とパートナー制の大きな違いは、クライアントとの契約の法主体が異なるという点にあります。今までは、弁護士法人という組織から発想していましたが、パートナー制に通ずるということで個からの発想となります。

 

将来のパートナーへのキャリアを作ってもらうために、個人事件を解禁するという流れにするべきだと判断しました。個人事件を認める流れから毎日9時にMTGしていたのも土曜日も隔週で出勤だったものを変更してフレックスタイム制にしました。

 

この状態から個人の集まりを一つのチームとして維持するためには、一定の工夫が必要だと考えました。特に下記の5つの工夫が必要だと考えました。

・業務以外でコミュニケーションをとれる仕組み
・個人の直接的な利益ともに組織が成長した時に個人にも還元される仕組み
・webに関する個人のインセンティブ
・週一の全体会議
・GVA特有の管理会計制度

 

特に今回の組織ルールの変更に伴って、「GVA管理会計」「GVAウェブ戦略」「GVAビジネスモデル」をうまく連動させなければなりません。

 

「日本のベンチャー支援」という経営理念から降りてくる「GVA法律事務所の弁護士像」は次の3つだと考えています。

1、ビジネスモデルへの深い理解
2、IT等の最先端技術への理解
3、グローバル展開への理解

 

この3つを土台として、個々の弁護士がさらに専門性を高めて、GVA法律事務所内の弁護士間でもシナジーを生み出し、クライアントに対して「圧倒的な付加価値を提供できる」のではないかと考えております。

 

ベンチャー支援のために、「ビジネスモデル」「IT等の最先端技術」が理解できる力を伸ばしていくことは、もちろんですが、今後の大戦略としては「ベンチャー企業のグローバル展開を支援できること」を中心に据えていきたいと思います。

 

大戦略は変わってませんが、組織体制は非常に柔軟になったので、色々な弁護士と、どんどん協力関係を結んでいければと思っております。

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