麻雀と経営の共通点

 

ちょうどサイバーエージェントの藤田社長が共感できる記事を書いていたので、それについて少し触れてみようかと思います。

 

記事の中にある「右脳と左脳のキャッチボール」という感覚は非常によくわかりますね。僕は何か判断に悩んだときは麻雀をやっているときの判断と同じ判断をするのですが、麻雀と経営は通じるものがあると思います。(仕事も人生もだと思いますが)

 

藤田社長も言っているように、麻雀は基本的には論理の積み上げであり確率論の世界が中心となります。確率論は論理の世界なので完全に左脳の世界です。しかし、やはり確率の偏りと言うのは必ず存在します。それがいわゆる流れと言うものでしょう。流れを読む力、流れを引き寄せたり、流れが変わるポイントや動きについて把握して感じる力は感覚的・創造的な世界なので、右脳の世界です。ベースとしては確率論を大事にして論理の麻雀を打ちつつ、ここぞという勝負所で感覚的に確率論を裏切ることができるのが真に麻雀に強く勝負強いということなんだと思います。

経営に関しても麻雀とほぼ同様の感覚です。基本的には経営は数字ありきなので論理的に財務を分析して数字で詰めていく作業が基本となります。また、統計データとの把握等も左脳の世界でしょう。左脳で徹底的に詰めた後にユーザー視点の感覚をもったり、大きく展開するビジョンを描いたり、ビジネスモデルを創造したりすることは、感覚的・創造的な世界なので、まさに右脳の世界でしょう。現実には、財務に反映されるので感覚的・創造的なアイデアをすぐに財務的に考えないといけません。まさに「右脳と左脳のキャッチボール」という言葉がぴったりですね。

 
世の中の時流や経営における流れに乗るというのも同じように右脳が働いているんだと思います。ソフトバンクの孫社長も右脳に任せて勝負しているようにみえて裏では徹底的に数字を詰めているということを聞きます。

 

 

同じように人生におけるあらゆる場面における判断も同じことが言えるのではないかと思います。日常的には合理的に生きていいとは思うのですが、ここぞという場面で合理的な判断をせずに人としての筋を大事にした判断が出来る人がなんだかんだで大成しているような気がします。すべてを合理的に生きていくと結果として求める合理性を積み上げた結果が得られず、ここぞという場面で合理的な判断を裏切って筋を大事にした人が合理性を積み上げた以上の結果を出しているような気がします。

 

人生も「右脳と左脳のキャッチボール」ですね。

 

この考え方はもっと深められるような気がするので、今後も麻雀で経営と人生の捉え方ついて追及していきたいと思います。

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