2050年のGVA

「2050年の時代予測」を前提にGVAがどうあるべきかについて考えました。

GVAの理念は世界中の挑戦者を支えるインフラになる」です。何があってもこの理念からブレてはいけないため、2050年のGVAもこの理念が組織に体現されている前提で考えます。

現在、GVAのビジョンは3つあります。

「ビジネス理解力でNO.1に」

「2050年・200ヶ国展開」

「NO.1人材を組織で活かす」

 

改めて考えてみると2050年にもマッチしたビジョンだと思いました。

「科学の発達」によって複雑化したビジネスモデルを「グローバル」に展開していく企業に対応するために上記の3つのビジョンがあります。企業活動が複雑化するということは求められる専門性がより高まり、かつ、法律・ビジネスについての横断的な理解が必要となってくるため、あらゆる分野に精通した専門家が所属する大きな組織が必要になってくるのではないかと考えています。

【弁護士1000人、200ヶ国展開、宇宙へ】

そこで、GVAはグローバル化に対応するため全世界展開をし、日本で初めて1000人規模の法律事務所になります。1000人以上の弁護士が200ヶ国で連携しあらゆる業種業態、あらゆるフェーズの企業に対して、あらゆる地域で最新のビジネスモデル、最先端の技術を理解し全体最適の法務サービスを提供します。もしかすると、2050年には宇宙進出の法務サービスや宇宙人との交渉サポートを行うかもしれません。

【機械化された法務サービス、法務サービスのオープン化へ】

また、ITや人工知能の発達により法務サービスはよりオープンかつ簡易なものに進化していくことが予想されます。GVAが開発したオープンな法務システムか人工知能が一度解決された法務の障害や契約書類については他の企業については障害とならないようになり、よりビジネスが円滑に進むことができます。マネタイズはシステムか人工知能の利用料か、新しい法務障害についての解決報酬でしょうか。いずれにせよ、法務については企業間で共通の問題となり法務費用の共同出資ということが起こりうるかもしれません。

【CLO、国家プロジェクト、国連へ】

さらに、「科学の発達」や「グローバル化」が進むと既存の法律の枠組みが追い付かなくなる可能性が高まります。科学とビジネスの進歩に法律を追い付かせるために法律の制定の場面でビジネスの現場をよく理解するGVAの弁護士が活躍するかもしれません。また、ビジネスの実態と法律を繋ぐために企業の役員としてビジネスを立ち上げる側に回るかもしれません。日本では流行ってないですが弁護士が取締役として経営判断に直接的に関与するCLO(最高法務責任者)として世界を代表するグローバル企業の経営を行うかもしれません。さらに、国連、NPO、行政、司法、立法の場面であらゆる橋渡しや世界の枠組みを作ることに関与するかもしれません。

【GVAであることを誇りに】

思い描く2050年のGVAを実現するためには単に優秀な弁護士の寄せ集めの組織では実現できないと考えています。GVAに所属する弁護士、GVAから一時的に飛び出して各組織に所属する弁護士全員が「GVAであることを誇りに」に感じ、GVAもGVAに所属する弁護士も相互に信頼しあって円滑にコミュニケーションをとることが必須です。

理念にある「挑戦者」はGVAの弁護士も含まれていることからGVAの弁護士が個人のやりたいことに向けて進めば、GVAという組織が発展し、GVAが発展すればクライアントを通して社会がより良くなるような3つの方向性の一致が自然にできる組織であり、時代の変化やシチュエーションごとに求められているスキルに応じて、GVAの他のメンバーに対して敬意を示して助け合えるような組織であることも重要です。それぞれの弁護士が自己実現を目指しつつも理念と組織文化は絶対的に共有して外部の挑戦者から見るとまとまっておりインフラになっているような組織が理想です。

これからの20年~30年は覇権の移動となる時代であると位置付けていることからアメリカ、中国、インドが3つの超大国になるという予測を前提とすると、まさに日本は覇権の移動の中心に位置する国となります。地理的、歴史的な偶然性から、東洋と西洋の両方の特徴を持つ不思議な国です。日本発の法律事務所であるGVAが東洋型のマネジメントと西洋型のマネジメントを融合させることにより世界に対して新たな組織論を提案できるかもしれません。

弁護士の大きな脅威として学習可能な人工知能を有したロボット弁護士というものがあります。ロボット弁護士が現在の弁護士が行っている業務のすべてを解決してしまう可能性は否定できません。しかも人間なら弁護士ごとにバラつきがありミスがあるところをロボット弁護士は品質にバラつきがなくミスなくこなします。しかし、それでも人間が社会に対して存在意義を与えるためにはロボット弁護士を超える法務サービスを提供することを目指すべきでしょう。

ロボットは経済的に合理性のある法務サービスを提供するでしょう。しかし、人間は時には不合理な行動を取り、不合理な行動こそが人を動かすことがあります。人類が積み上げてきた「絶対的な倫理観」と目的を成し遂げるという「強い思い」が人間に無限の可能性をもたらしているのではないかと思います。また人間がロボットを作った以上は「絶対的な倫理観」を持ってロボットを制御しなければならないのではないかと思います。

少なくともGVAに所属する弁護士は「絶対的な倫理観」を持ち、「相互の信頼を前提としたコミュニケーション」をとり組織の成熟を目指していかなければなりません。それは時には不合理かもしれませんし経済的でないかもしれません。しかし、それでも社会のため、クライアントのため、GVAの仲間のために尽くすことの積み重ねが大きく人と社会を動かして絶対的な信頼に繋がっていくのではないかと感じます。そうすることで初めて多文化かつ遠隔、巨大な組織のコミュニケーションが成立し、GVAが関与した法律、機械化オープン化された法務サービス、GVAが提供する法務サービスが社会の信頼に足りうるものになるのではないかと思います。

思い描く2050年のGVAを実現させるために 最も大事なのは、「相互の信頼とコミュニケーション」であり、それらを実現する前提となるのは私利私欲を捨てた「絶対的な倫理観」です。昨年の第二創業でベースとなる理念、ビジョン、行動規範は確立させました。2050年のGVAに向けてより理念、行動規範を深く理解し、永続的に続く組織文化へと昇華させていきたいと思います。

ゼロから大事務所、全世界展開を目指していくことはあらゆる局面で根気と圧倒的な努力が必要ですが[強い思い」を持って粘り強く確かな道を歩んでいきたいと思います。

まだまだ道半ばですが今年も宜しくお願い致します。

GVA法律事務所 山本 俊

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