「G」と「V」と「A」の意味

 

GVA法律事務所の経営理念、価値前提を考えるにあたって、GVAメンバーから様々な意見が出ました。表現方法や特に重視している価値観、言うまでもなく前提として言葉に出していない価値観が様々なので、一見して違うことを言っているように見えますが根幹的な部分流れている価値観については共通していると感じました。

 

GVAメンバーの根幹に流れている価値観を捕まえてそれを表現すれば、大きな大きな土台ができるため、そこから必ずGVAは加速します。

 

ただ、その根幹に流れる価値観の表現について意外と悩んでいます。

 

GVAという今後どうなるかわからない事務所を星の数ほどある法律事務所の中から選んできたGVAメンバーの価値観は個性や表現は違えど必ず共通しています。僕が面接で一対一で話したときはそれぞれ色んな方向性で熱い思いを語ってくれました。それ以上に僕も熱い思いでGVAの現状や方向性について赤裸々に語るので、それに共感して入所を決めたのは間違いないと思います。必ず共通項はあるはずなので脳みそをリラックスさせつつ、脳みそがちぎれるほど考えます。

 

こういう時は原点に戻るのがいいのではないかと思い、「G」「V」「A」の意味を改めて考え直すことにしてみました。

 

GVAサイトでも書いてある通り、GVAはジーヴァと読み、Global Venture Achievementの頭文字をとったものです。ジーヴァは古代インドの言葉で生命力という意味も持ちます。

 

一つ一つ検討していきます。

 

「G」=global
教科書的には「地球全体の」「世界的な」という意味です。
月並みですが今後の世界経済は今よりもさらにグローバル化やボーダレス化が進んでいきます。特にそれがITという技術と重なった時はグローバル化を加速させる勢いは何倍にもなるでしょう。

 

このような時代の流れに合わせて登場する「世界展開を目指すベンチャー企業」の支援というのは「G」の大きな意味の一つです。

 

また、「世界展開を目指すベンチャー企業」を支援するためにはGVA自身も世界展開を目指さなければならないと考えてます。GVAメンバーが自ら肌で世界を感じ変化している世界に対応するために自ら世界の激流の中で変化して来なければなりません。いくらIT技術が進歩しているといっても現地の文化や現地の企業と接する中で取得するものは意義あるものだと思いますし、近くでクライアントを支援したいという気持ちは大きいです。僕は「世界展開を目指すベンチャー企業」の支援のためには必然的にGVA自体のグローバル化の意味も含まれていると考えてます。

 

「V」=venture
教科書的には、「冒険的事業」「ベンチャー企業」「大胆、思い切って」等の意味があります。
一番わかりやすいのはベンチャー企業を支援するという意味です。意外と人によってとらえ方が異なるのは「ベンチャー企業」の意味です。「ベンチャー企業」をスタートアップとして定義している方もいますが、僕の「ベンチャー企業」の定義の中では日本を代表する大企業まで成長したソフトバンクも入ります。なんとなくこれでイメージはつくかもしれませんが新しことに挑戦する企業全般といっても良いと思います。新しいビジネスモデルの構築、新しい技術を駆使、海外展開をしている企業はおおよそ「ベンチャー企業」に入ってくるのではないかと思っております。

 

次になぜ「ベンチャー企業」が「ベンチャー企業」足りうるかについてですが、その根底には「ベンチャースピリッツ」があるからではないかと考えてます。「ベンチャー企業」が先に存在するのではなく、「ベンチャー企業」を構成する一人ひとりが「ベンチャースピリッツ」を持って事業を進めていたから「ベンチャー企業」足りうるのではないかと思います。ビジネスモデル、技術、海外展開はベンチャースピリッツが表彰されたものに過ぎないのではないかとも思われます。「ベンチャー企業」を支援するとは「ベンチャースピリッツ」を持つ人たちを支援すると言い換えても良いかもしれません。
これらはクライアントを対象とした考え方ですが、僕たちGVAメンバーについても言えることだと思います。ベンチャー企業を支援するGVAが誰よりもベンチャースピリッツをもつ。そのことによって真にベンチャー企業とベンチャースピリッツを持つ人たちの気持ちがわかり、真にビジネスモデル、技術、海外展開の意味を理解した法務サービスを提供できると共に、真にベンチャー企業のパートナーになれるのではないかと思います。

 

 

「A」=achievement
教科書的には、「目的達成」「成就」「偉業」という意味です。
一番意識していたのはベンチャー企業の目的達成です。IPOやバイアウトのようなわかりやすい目的達成から、ベンチャー企業の存在意義に関わる目的達成、永続的に成長・存続してことも企業の目的の一つだと思います。クライアントの成功を願うことはクライアントを支援する身からすると当然の前提でだと思うので異論は出にくい分野なのではないかと思います。

しかし、この意味はクライアントの目的達成だけにとどまらない大きな意味があると考えております。GVAがクライアントを支援することにより、クライアントが発展しクライアントが社会に役に立つ事業をすることにより社会貢献ができます。また、クライアントを支援することによりGVAメンバーも自らが目標とする弁護士像に近づくことにより自己実現を図ることができます。そして、クライアントが発展し、それが社会貢献に繋がり、GVAメンバーの自己実現にも寄与することにより、GVA自体も一つの生命体として偉業をなしえるのではないかと考えてます。

 

一つ一つ分析すると色々と見えてくるものがありますね。
こちらをベースに根底に流れるもっと抽象的な共通概念を探し出していきます。

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