「NO.1人材を組織で活かす」ためのバランス感

 

GVAのビジョンの一つに、
「NO.1人材を組織で活かす」というものがあります。

 

このビジョンはGVAという組織を作っていく上において非常に重要な概念です。

 

「NO.1人材」というのは、ある特定の分野での突出したスキルを持っている人を積極的にGVAで採用していくということです。例えば、ロボットに詳しい弁護士、バイオに詳しい弁護士、ある特定の法律に詳しい弁護士、特定の訴訟に非常に強い弁護士です。

 

ビジネスも法律もすべてが100点でなくてもある特定の分野が120点レベルで突出してクライアントのために役立つならそのスキルを活かして特定の分野に特化することを認めるというものです。

 

しかし、「NO.1人材」という言葉と並び非常に重要なものがあります。
「組織で活かす」です。

 

「NO.1人材」は特定のスキルが非常に高いことから別の分野についてスキルが低い場合があります。(すべて高い人はスーパースターなので全く問題ないですが)
そのような場合にGVAは「NO.1人材」を「組織で活か」しきるというのが非常に大切です。

 

クライアントにとってはGVAからトータルとしての最高の法務サービスを受けたいはずです。
したがって安定して幅広い業務をできる弁護士が基本的にはGVAを支えています。
それに加えて「NO.1人材」が新しい業務分野を開拓したり特定の分野のクライアントの満足度を高めるために力を発揮します。「NO.1人材」に足りてないものを組織として支えていくという発想です。

 

「NO.1人材」と「NO.1人材」以外は本来は同じ組織で存在するには矛盾します。組織がどのような弁護士像を求めているかが曖昧になるからです。
しかし、「NO.1人材」だけでも「NO.1人材」以外だけでも組織は成長しません。
GVAは両方の弁護士像を求めているということです。

 

「NO.1人材」だけだと、スキルとして足りてないものが多すぎるのと、組織としての一体感がなくなり、弁護士人数20名を待たずして分裂の危険にさらされるのではないかと思います

 

また、「NO.1人材」を採用しない場合は突出したスキルを持つ人物がおらず良くも悪くもスキルが平準化されてしまうことから組織としての成長が見込まれず理念・ビジョンと矛盾してしまいます。

 

今後GVAが時代を代表する法律事務所まで成長するためには、まさに「NO.1人材を組織で活かす」ことが必要です。

 

そのために大事なのはGVA行動規範の一つである「コミニュケーションをあきらめない」をしっかりと自分の血肉としいつでも立ち戻れるようにしておくことが大事です。

 

「NO.1人材」と「NO.1人材」以外に優劣はありません。
それぞれがそれぞれの立場でクライアントのために最高のリーガルサービスを提供するためにGVAに貢献しています。

 

「NO.1人材」は組織によって支えられて自らのスキルを自由に発揮できていることを自覚し、苦手分野でも仲間が困っているときは支援していくことを意識することが重要です。
「NO.1人材」以外も「NO.1人材」のマイナス面に目を向けるのではなく職域を開拓してもらっていることからそのスキルを学ぶつもりで支援していくのが重要です。

 

相互にこのような気持ちをしっかりと持って「コミニュケーションをあきらめな」ければ必ず、「NO.1人材」と「NO.1人材」以外が組織の両輪として機能して、大きな発展を遂げると信じてます。そうすることで、いつの間にか組織を支えていた「NO.1人材」以外が「NO.1人材」並のスキルをマスターし「NO.1人材」かスーパースターへの道を歩む可能性もあるかもしれません。

 

「NO.1人材」を組織で潰すのではなく、また「NO.1人材」が組織で自由気ままに振舞うのでもなく、真に「NO.1人材を組織で活かす」ことができる組織に成長させるため「コミニュケーションをあきらめ」ずに日々を過ごしていきたいと思います。

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