「社会的な存在」であることの自覚と「社会的使命」の実現

 

「社会的な存在」「社会的な使命」について少し思うところがあったので、そのことをテーマに書いてみようと思います。

 

 

まずは社会的な存在という視点から。
現在、GVAは弁護士8名、パラリーガル・事務局3名所属しており10名前後の雇用を生んでいます。また、顧問先も約80社であり定期的にご依頼頂くクライアントを含めるとかかわりのある企業は数百社に上ります。

 

そう考えると、GVAも社会的な存在になってきたなーと、しみじみと感じます。GVAが潰れると10人前後の雇用が失われます。また、GVAが顧問弁護士となり法務リスクをコントロールしていることから、いずれにせよクライアントは大なり小なり危機にさらされます。

 

職場についても顧問弁護士についても、それが代替性があるかどうかの問題はあるにせよ。(少なくともGVAのどこに価値を置いているかどうかとうことにもよりますが、僕は代替性はないと思ってます)。個人の人生にそれなりにマイナスの影響を与えてしまいます。

 

そうだとすれば、現状のGVAにフォーカスしてすべてのリソースを投入すれば色んな面で非常に安定します。そうすることが結果的にGVAの成長に繋がれば問題ないのですが、成長を大きく鈍化させるとすれば、それは社会的使命の放棄だと思います。

 

 

次にGVAの社会的使命とは何か?
「世界中の挑戦者を支えるためのインフラになる」ことです。

 

この言葉にすべてが含まれているのですが、「世界中の挑戦者を支え」ていくためにはGVA自身がまだまだ挑戦し続けて確固たるインフラにならなければなりません。特にグローバル化がますます進んでいる以上、海外展開がここ数十年単位では大きな挑戦となっていくでしょう。また、海外展開だけではなく、紛争があったときに役に立たない法律事務所では頼りないので訴訟の力も強化していかないといけませんし、国内のベンチャー法務の品質もより向上させていかなければなりません。

 

クライアントが挑戦するためにGVAが安定したインフラになることはベンチャー企業が必要とする国内、海外、紛争、予防、戦略も含むあらゆる形で支えていくことになります。
また、挑戦者には弁護士も含まれるため、GVAの弁護士が挑戦するためにも支えられるだけの財務的・組織的インフラが必要になります。

 

GVAがクライアントにインフラを提供することで、従来は挑戦できなかったクライアントがGVAが支えることによりクライアントが新しいビジネスモデルにより新しい顧客を創造できるかもしれませんし、そのことにより本当に世界が変わるかもしれません。
また、GVAが弁護士にインフラを提供することで従来は新しい分野の開拓が組織の理解や支えがないために集中してできなかった弁護士についても全面的にバックアップして支えることができます。

 

そして、GVAをインフラとして挑戦した弁護士が確固たる存在となり、その後は自らがインフラになりクライアントや新たに挑戦する弁護士を支えるという最高の循環が生まれるのではないかと考えてます。

 

GVAが現在も未来も社会的な存在であることを自覚しつつも、真の意味で挑戦者を支え続ける社会的存在になるためにGVA自体が安定したインフラになりながら挑戦するという2つの要請のバランスをとらなければなりません。また、グローバル化とIT化により外部環境が急激に変化している現在社会では挑戦することが安定に繋がるという側面もあります。挑戦しなければ時代の変化に飲み込まれることからある意味もっとも不安定になるでしょう。そうなると挑戦者を支えるインフラどころではありません。

 

いずれにせよ安定したインフラを維持しつつ自らが挑戦することで今まで社会が支えてこれなかった世界中の挑戦者を支えることがGVAの社会的使命です。

 

GVAの理念である
「世界中の挑戦者を支えるインフラになる」

 

前回の記事でも書いたGVAのビジョンの一つである
「NO.1人材を組織で活かす」

 

という言葉には「安定したインフラになりつつも挑戦する」、「安心して挑戦するためにはインフラとしての安定が必要」、「NO.1人材が輝くために支えるという意識が必要」、「支える側が支え続けるためにも支えられているという意識が必要という矛盾するようで矛盾しない考え方が含まれています。

 

安定させるだけよりも、挑戦するよりもハードルは高いですが、これを両立させるというハードルを乗り越え確固たるインフラになることが、「真の挑戦」になるのではないかと思います。

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